日本舞踊
(全12作品)
角兵衛獅子三人
日本舞踊の先生とのお付き合いがあり、以前より角兵衛獅子はあこがれの舞踊でした。
稽古中におじゃましながら、やっと絵を描くことが出来ました。
◆148cm×207cm ◆1999年
◆作品番号:086
角兵衛獅子二人
小学生の時、母と映画を見に行った。美空ひばりの角兵衛獅子だった。
ストーリーはうろ覚えだけど、「旅回りの様子・こわい親方・少し貧しそう」。
ましてその時代は白黒映画で暗~い感じ。ひばりチャンは哀れで悲しく感じた。
しかし、日舞の角兵衛獅子は際立って、鮮やかでお気に入りの舞です。
だから、映画より日舞の踊りの方が絶対スキ。
◆130cm×185cm ◆1999年
◆作品番号:087
夏祭
作品の「髪の流れ」はアールヌーボー的に意識して描きました。
◆158cm×94cm ◆1988年
◆作品番号:084
白波
夏用の着物地「絽(ろ)」を使用して制作しました。
◆158cm×94cm ◆1998年
◆作品番号:083
とんぼの中
私の日舞の作品の女性は、ほとんどツンと気取ったお顔です。
お稽古であれ、その場の空気は緊張が漂ってます。
そのせいかしらと存じます。
◆176cm×133cm ◆2005年
◆作品番号:161
初夢
夢が本物になります様に!思いもよらない事が叶います様に!
縁起をかつぐ舞で“運”がいつかにっこり遊びに来てくれるといいですね。
私の所にも、そして皆様の所にも。
◆172cm×189cm ◆2008年
◆作品番号:191
ほたるの中
日舞の絵を描く時には、におい袋やおしろいの香りがしたり、お三味線の曲が聞こえたり。
そして、母の存在を感じます。
◆158cm×112cm ◆2005年
◆作品番号:163
扇の風にのって
一人の女性を描きましたが、しかしその想いは複数なのです。
多くの女性に支援していただき、お礼の心で、一人の舞う女性の姿として表現し、
感謝の言葉「ありがとう」を扇に託しました。
風さん!どこまでも、吹いて・伝えて…ください。
◆170cm×132cm ◆2008年
◆作品番号:184
菊づくし
私が昔を感じる舞です。
幼少時代、秋になると近くの神社で菊まつりが開催されます。
菊人形と姉の日舞姿が重なり、まつりいっぱい懐かしい限りです。
◆172cm×117cm ◆2010年
◆作品番号:205
なぎさの中
布絵は不自由な世界です。
布選びの時になると想い描いた布はほとんど入手出来ずに断念し、途方に暮れてしまうのです。この作品もそんな訳で苦労しました。
でも作品の中の女性は、そんな苦労をはねのけて、汐波の舞を披露してくれました。
※台紙は紡ぎの訪問着(昭和中期)。
着物地はちりめんの訪問着(昭和初期)を使用しています。
◆181cm×147cm ◆2014年
◆作品番号:235
花びらの吹雪
新潟十日町より展示のお誘いがあった頃は冬。そこは雪深い真っ白な町。
熱い思いが雪をとかし、春・花となり、向う先への想い馳せる。
◆175cm×123cm ◆2017年
◆作品番号:252
獅子の舞
連獅子・石橋、ほかの舞踊は迫力があり、好きだけど、
私が布絵としたら、そうはいかないこと、解ってる。
小道具の蝶は間近で手にとってみたことないし…。
だから本当の黄蝶三匹に!変ですか。勝手で、スミマセン。
(獅子とは左右の狛犬のうち、向かって右側の口を開いた方を言う)
◆148cm×105cm ◆2018年
◆作品番号:259
幼少時代、姉二人は日舞を習い、その送り迎えに母は私も一緒に連れ回すのです。母はその他にも歌舞伎・浄瑠璃にも興味があり、現在、布絵活動の原点は母の影響そのものと感じます。あの独特の化粧の匂い、ツンとしたお香の着物の香り、三弦の音、張りつめた空間などが母とダブり懐かしい限りです。