日本の伝統
(全23作品)
花札
初期の作品なので着物地が集まらず、
「木綿」を主体に作品制作をしていました。
◆148cm×125cm ◆1987年
◆作品番号:002
祝い
「藍染め」を台紙に使用。日本の祝いづくしの文様で、
周りの額は千両箱のイメージで仕上げました。
◆125cm×125cm ◆1988年
◆作品番号:004
家紋百
すべてにコンパスや定規を使用し、
家紋の勉強をしながら下描きに取り組んだ作品です。
◆150cm×150cm ◆1988年
◆作品番号:003
大漁旗
えびすの足元、岩の部分は掛け軸の絹地の絵。
その他、蚊帳、旅館の浴衣、手ぬぐい等を使用しています。
◆176cm×266cm ◆1990年
◆作品番号:006
かるた遊び
私の幼少のころのイメージで、正月に三姉妹は着物を着せられ、
「百人一首」や「カルタ」で遊ぶことになってました。
お気に入りの札を姉に取られたときは
世界で一番嫌いな人は「姉」と思いました。
◆174cm×180cm ◆1992年
◆作品番号:010
凧絵
べらぼう凧、かすべ凧、奴凧、江戸凧等々
凧づくしの絵柄を楽しんでいただけたらとの想いでつくりました。
◆220cm×220cm ◆1989年
◆作品番号:005
きもの博物館
この作品の前では、じーっと見ることをお勧めいたします。
“いらっしゃいませ。お客様。どのお着物がお気に召しましたか。”と声が聞こえましたら
どうぞ、お気に入りの"おめし"をお探しください。
◆200cm×200cm ◆2000年
◆作品番号:111
江戸の春 面三つ
江戸時代の凧絵・下図を参考にしました。
江戸後期は、梅や凧は春を暗示する季語なのです。
春一番の風にのって、今年一番のおめでたいことが訪れますようにと、
おまじないの思いを込めて。
◆115cm×94cm ◆2005年
◆作品番号:158
祝・小物
出産祝のでんでん太鼓・駒のおもちゃと一緒に
めでたい(鯛)をつり上げる釣具のお飾りの図柄。
元気な赤ちゃんが産まれますようにと願うのです。
◆72cm×93cm ◆2004年
◆作品番号:153
熨斗
延寿の象徴で、祝い事によく登場する常連のような紋様です。
大元は、「ほしあわび」がデザイン化されたのです。
◆115cm×130cm ◆2007年
◆作品番号:176
貝桶
貝殻を左右に分け、同じ物を合わせる平安時代からの遊び。
近世は嫁入り道具の一つともされた。
◆165cm×124cm ◆2009年
◆作品番号:199
宝づくし
宝袋・隠笠・宝巻・宝珠・丁字・内出の小槌・分銅。
人間の願望、欲望の数々ですが、制作中、私は“夢”が叶い、
大きな「福」を得た気分になりました。
この作品を見た方もそうなりますように。
◆120cm×120cm ◆2007年
◆作品番号:183
変り家紋10
左上より、三つ蜻蛉・海老の丸・走り馬・扇落とし・違い大根・
蟹牡丹・袋・花兎・揚羽菊蝶・長谷川筍。
◆180cm×158cm ◆2010年
◆作品番号:202
えびす様
漁業や商売繁昌の神様だって!
でも私は出来る限り、自力でガンバッてみようと思います。
そしてどうしてもの時はほんの少~し願掛けにお伺い致しますから。
◆158cm×112cm ◆2009年
◆作品番号:201
変り家紋10(2)
左上より、三つ横見梅・丸に陣笠・房つき団扇・一つ豆造・折り鶴・割り蕪・
違い羽子板・富士山に霞・違い熨斗・丸に枝鳩。
◆158cm×162cm ◆2010年
◆作品番号:204
布袋様
後粱(こうりょう)の禅僧で、福々しく腹を出しながら、喜捨を求め歩いたらしいが、
あと少しダイエットしてたら多くのファンの追っかけがいたのに。
チョット太り過ぎじゃないの?
※後粱(こうりょう)~五代の最初の国(唐の次の国)
※喜捨(きしゃ)~進んで寺社に寄進し、貧しい人に施しをすること。
◆158cm×112cm ◆2011年
◆作品番号:214
福助
引札類「福笹に福助」図柄の一部。
福を招く人形で背が低く頭の大きい男の人形。
いつも座ってるお姿ばかりですが一度でよいからお立ち頂けるお姿を拝見したいと思うのです。
それとお年はいくつですか?
◆120cm×114cm ◆2011年
◆作品番号:215
誰ヶ袖図より
誰ヶ袖(たがそで)は匂袋の名で桃山から江戸時代に流行した
豪華な女性の衣装を衣桁にかけた図。
◆140cm×186cm ◆2015年
◆作品番号:243
扇子・三昧
扇子と言えば、私は「日舞」なのです。
一本一本の扇子より、どんな舞を披露していただけるのか!
目を閉じて想像したトタン舞が始まっているのです。
皆さんはこの中でどれがお好みですか?
◆158cm×123cm ◆2015年
◆作品番号:239
髪飾り・三昧
母が使用してた黄楊(つげ)や鼈甲(べっこう)の櫛や笄(こうがい)。
姉たちが日舞や祝い事で使用したかんざし。私のお大事箱に入ってます。
母や姉たちのかほりがあるのです。ほんとなんです。
◆178cm×136cm ◆2015年
◆作品番号:241
雛三昧
江戸雛・大箱・立雛・這子(ほうこ)等、江戸時代頃の参考より。
最近、人形の顔の目、パッチリが流行ですが、
私は目が細く、団子鼻、しっぺさがりの眉の顔が大好きです。もしかしたら私に似てるかも。
◆159cm×123cm ◆2018年
◆作品番号:256
風俗野史・裸人形
江戸時代の裸人形図(抱き人形・三つ折人形・芥子人形の図)より。
その後に発達した江戸後期の人形が偲ばれる。
貴方はどの人形が好きですか。そして名前をつけましょか。
◆138cm×118cm ◆2018年
◆作品番号:257
雛三昧2
室町家の頃の雛人形・さげ雛・糸雛
(麻や絹の糸で頭髪を表した事から糸雛と呼ばれた、又は香川県さぬき雛)。
この時代は一重瞼で鼻びしゃがもて顔。その頃の私だったら絶世の美女だったのにな~。
◆159cm×123cm ◆2018年
◆作品番号:260
日本人だったら意地でもこのシリーズは「忘れないで!そして次の世代に伝えて!」を確かめるために作りました。ほら、思い出しましたか?懐かしくはないですか?“大和(ヤマト)”がいっぱいです。