布絵とは?
日本画の下絵を描き、顔料(絵の具)の代わりに
日本の古い布(着物・帯・手拭いなど)を使用して情景や人物などを表現していくもので、
茨城県・水戸市在住の作家皆川末子さん考案による手法です。
パッチワークや手芸とは違うその独自の世界は、各種メディアでも取り上げられ、
個展でも高い評価を得ています。
布絵の誕生
子供の誕生を契機に「この子に手作りのものを与えてあげたい」という想いから
布で絵を描くことを発想。
以来、顔料(絵の具)の代わりに着物や帯、手拭い、
浴衣といった日本の古布で日本画を描く独自の世界「布絵」の制作活動を始め、
今や作品総数は250点を超えています。
作品テーマ
作品のテーマは民話・おとぎ話・歳時記・子供の遊びといった
日本の伝統的な文化や情緒を表現したもののほか、
外国人女性を登場させた国際交流シリーズなどもある。
また近年は自らの心情を女性に託した
メッセージシリーズを意欲的に制作している。